爪の異常

■噛 爪■
噛みすぎて変形してしまった爪を指す医学用語です。この症状はネイル技術でおおいに改善できます。頻繁に手入れをしてください。つけ爪やラップでも変形した爪を隠し、美しくすることができます。

■爪甲縦裂症■
割れていたり、何本も線があって割れやすい爪のことを言います。指の怪我、甘皮の溶剤やネイルエナメルの除光液の使いすぎ、不注意に荒っぽくかけたやすり、などが原因です。
爪が爪先より根元よりにさけていない場合にのみ、ネイル施術を施してもかまいません。この症状は回復のためのトリートメントで爪を柔らかくし、強い石鹸、エナメル除光液、合っていないやすりをやめることでよくなるでしょう。

■表皮爪膜症■
甘皮が爪の上に被さる、よくある症状です。
甘皮が爪から離れず、放っておくと爪先にまで伸びてしまします。この症状はコンディション回復のためのホットオイルマニキュアをお勧めします。

■爪カビ■

爪の菌による感染で通常、つけ爪とナチュラルネイルの間にしみこんだ水分が原因でおこります。カビは最初黄緑色をしていますが、医者の治療を受けず放置しておくと黒くなってきます。

■爪床炎■
爪のどこの部分でもおこる症状です。爪のつけ根の組織が赤く腫れあがり膿がでます。きちんと消毒できていないマニキュア器具が原因で起こることもよくあります。

■爪床肥厚症■
爪が徐々に大きく湾曲していく病気です。爪が厚くなり、湾曲し、指先や足指の先を覆うこともあります。
爪床肥厚症は感染を起こしますし、爪が皮膚に食い込んで伸びると痛みます。原因はわかっていません。

■爪真菌症・爪白癬■
菌類(寄生生物)による感染病です。よくあるタイプは白い斑点が表面に現れるものですが、これは削り落とすことができます。別のタイプは爪の中に長い、黄色い筋ができるものです。これは爪先から爪根に向かって広がり、感染した部分は厚くなり変色します。3つ目のタイプは爪の深層が冒される者で、表層が異常に薄くなります。感染した層は剥がれ落ち、爪床の感染した部分が表に出てきます。

■爪甲剥離症■

爪は爪症にしっかり固定されなくなるもので、通常、爪先から始まり、爪半月へと進みます。
しかし剥がれ落ちることはありません。これは内的疾患、強い精神的外傷、ある種の薬物治療が原因です。手の爪にも足の爪にも起こります。

■爪甲脱落症■

爪の一部、あるいは全部が周期的に爪から剥がれ落ちる症状です。これは1本だけに起こるとはかぎりません。病中病後、高熱や不調、薬品に対する反応、強い精神的外傷によってもおこります。

■爪囲炎■
爪の周囲の組織がバクテリアに感染しておこります。赤くなる、腫れる、爪の周囲の組織が敏感になる、などの症状がでます。爪囲炎は爪の根元、爪甲の周囲全体、指先におこります。爪全体の周囲にできた爪囲炎はアンアラウンドと呼ぶこともあります。慢性の爪囲炎はなかなか治りにくく、爪甲を損ないます。不潔な器具を使ったり、甘皮を乱暴に押したり切ったりすることが原因でおこります。

■発熱性肉芽種■
重傷の爪の感染で、赤い組織の塊が爪床から爪甲に広がります。

【前のページへ】



このサイト画像の肖像権・著作権・所有権は各制作者に帰属します。画像・データの複製・転載は禁止させていただきます。

Copyright (C)  2004 NailNavi All Rights Reserved